八転び七起き

はじめましてKRZです。

2021年5月26日

この歳になってもプレゼンというのは緊張する。昨日もそんな緊張高まるプレゼンがあった。しかし話す相手によって使う言葉が変わってくるのがボクの仕事の特徴でもあり、専門家相手の場合と経営者レベル相手の場合ではまったく言語が変わる。言わずと知れたことだが専門家相手の場合にはボクは比較的疲れない。それは言葉を選ぶのに頭を使う必要がないからでもある。それでも慎重に話す内容を選んでいるので脳にはそれ相応の負荷がかかる。一方、経営者レベルの相手というのはどちらかというと専門的な言葉を使えない場合で、この場合にはかみ砕いた平易な言葉を選ぶ必要がある。専門家に話すときの状態よりもプラスして脳のなかにある言葉の引き出しを全開でひっかきまわさければならない。まるで小学1年生に消防車はなぜ赤いのかを説明するようなものである。もちろん消防署が広島カープのファンだからだとはストレートには言えない。つまりはそういうことであり、話を戻すと、一番疲れるのは期待通りに仕事がぜんぜんうまく進んでいないときに専門性の低い経営者レベルの身内ではないオーディエンスを相手に話をすることである。そして過去数年間はほとんどこの最後のケースばかりであった。だから話し終えた後の爽快感というのは当然ながら得られることもなく、いつもドット疲れがでる。こんなプレゼンばかりしていると人相も悪くならないかなあと考えてしまう。どんな人相になるのか想像してみた。きっと時代劇に出てくる越後屋のような顔ではないか。「越後屋、おまえも悪よのう、ぐひひひ」。悪代官のせりふが頭に浮かぶ。そう言われるとボクは、「いえいえお代官様ほどでは・・・」。あああ、やはり役を貰うなら助さん格さんがいい。うっかり八兵衛ならなおいい。プレゼンで厳しい質問が飛んできたときに、「こいつぁうっかりだ!」なんてたまには言ってみたい。