八転び七起き

はじめましてKRZです。

2021年6月19日

雨が降りそうで降らない日もあり、晴れてたのに曇ってきてぱらっと降ったりなど。そうこうしていたらいつの間にか6月も中盤をすぎた。梅雨らしくないなあと思ってたが、知らないうちに梅雨入りしていたらしい。エレベーターに一緒に乗り合わせた職場の方が教えてくれた。「梅雨入りしたとみられるだそうです」とその人はいっていた。テレビはほとんど見ないし、今大人気のウェザーニュース動画は見ているがさやっちの面白動画抜粋くらいしか見ていないので梅雨のことは全くしらなかった。しかも例年に比べて記録的に遅い梅雨入りだとか。しかしそんな気象庁の発表があってもなくても季節はきちんと進んでいる。季節は春から夏への過渡期。だからいつも雨が降る。この時期には職場の大学の構内には紫陽花(あじさい)が沢山咲く。それらはいつもボクのこころを癒してくれる。なぜかくも紫陽花は癒し系なのだろうか。ふと考えてみた。きっとボクの記憶には紫陽花が心を癒してくれる経験が多かったのだろう。それだけこの時期には不安なことや落ち込むことが多かったのかもしれない。そもそも雨降りの日が好きではないボクにとっては雨のなかいつも幸せそうに咲いている紫陽花の花はそんなボクのこころを中和してくれたのだろう。今年も同じ気持ちをもって紫陽花を眺めている。雨の中で傘もささずにいつもニコニコ微笑んでいる。紫陽花がきれいな場所は他にもある。そこは今年の大河ドラマの主人公のかたが住んでおられた場所で、こんもりとした山がある場所だ。そのかまぼこのような山の東側斜面には桜の木がたくさんあって、春先もとても見ごたえのある景色であるが、その斜面の一番下の部分に道に沿って紫陽花が数十メートルにわたり植えられている。実にきれいだ。今ふと気が付いたのだが、紫陽花はきっと水のような存在なのだろうと思う。万物を利して争わず、衆人のいとう所にある。紫陽花は目立つ場所にはいない。だいたいが裏道や木の生茂るうっそうとした場所の陰にいる。そういうところでも存在感を示すことが出来るのは実に素晴らしいと思う。やっぱり紫陽花はボクのこころを励ましてくれる。